富士北麓浄化センター視察研修会を実施しました
エコプロ2014視察を実施しました
富士山水資源講座第3回を実施しました
☆12月2日(火)「第3回富士山水資源講座」開催☆
講師は、都留文科大学地学研究室・非常勤講師の内山美恵子先生をお迎えして、
富士北麓湧水地(おなん淵の滝・長慶寺)へと現地視察へ行ってきました。
第2回は富士山吉田口五合目からの標高の高い場所からの視察を実施しました。
富士山に降った雨・雪が地中に浸透し、長い歳月をかけて地下を通った結果、
富士山の地下水特有のバナジウム・ミネラル成分を含み、地下水圧によって湧水として湧きでる。
第3回の水資源講座では、実際に湧水が出ている現場へ行き、周囲のロケーションや
湧水を見て・触れて・感じるといった体験をすることができました。
後半は、富士吉田市民会館へ戻り,約90分の講義で視察場所の地層と湧水について
理論的に学習する内容でした。
現地視察後の講義は、大変理解しやすかったです。
富士山水資源講座第2回を実施しました
稲刈り体験実施しました
平成27年度公募助成事業のご案内
公益財団法人粟井英朗環境財団は、「持続可能な社会の実現のために、環境保全活動と地域振興活動の実践をもって社会貢献を行う」ことを目的として、助成事業に積極的に取り組んでいます。
このたび、富士山の環境保全活動および地域活性化活動に取り組む団体を支援する公募助成事業をおこないます。
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1.目的
当財団の設立趣旨に則り、水資源保全及び森林環境保全活動などの環境保全活動や地域の活性化につながる活動に
取り組む団体を対象として、公募助成を行います。
2.助成分野
①水資源保全活動 ②森林環境保全活動 ③地域活性化活動
3.助成対象
① 助成分野の活動に取組む団体で、富士山麓地域にて事業を行う団体
② ア)実践活動 イ)普及啓発 ウ)調査研究 のいずれかを行う団体
③ 適正な運営が行われることが確実であると認められる団体
4.助成金額
総額1500万円 1団体につき上限100万円
5.募集期間
平成26年11月7日(金)から平成27年1月15日(木) ( 当日消印有効 )
6.申し込み方法
申請書に必要事項をご記入のうえ、提出書類を添付し当財団宛にご郵送をお願いします。
郵送いただいた書類等の返却はいたしません。なお、公募助成申込書類等は、下記からダウンロードをお願いします。
7.スケジュール
応募締め切り 平成27年 1月15日 (水) ( 当日消印有効 )
書類審査 平成27年 2月初旬
最終審査 平成27年 2月中旬
助成決定 平成27年 3月中旬
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■応募要項
H27年度 公募助成募集要項
■申請様式
■申請様式(記入例)
H27年度 公募助成申請書(記入例)
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※募集要項に掲載の【助成対象事業①②③】につきまして訂正がございます。
正しくは以下の通りです。
訂正)団体⇒個人及び団体
ここに訂正してお詫び申し上げます。
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【お問い合わせ】
公益財団法人 粟井英朗環境財団 事務局:宮下正實(担当)
〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田5587-1 TEL:0555-21-5050 FAX:0555-23-3271
E-mail: info@awai.or.jp http://awai.or.jp/
富士山美化活動を実施しました
山中湖カヌー調査隊!プログラム実施しました
昨日は、当財団主催の「山中湖カヌー調査隊!」イベントでした。
当初2月行う予定が大雪になり延期、延期日の3月も春の嵐でまたもや延期・・・。
三度目の正直!ということでやっと今回実施できました。
それでも小雨降る中での天気でしたが(苦笑)
参加者のみなさまには最後まで楽しんでいただけました(^^
今回のプログラムは、カヌーに乗って山中湖の自然を体感するだけでなく、実際に山中湖の水環境まで知っていただくことが目的でした。 また、プログラム実施にあたって、山中湖カヌーアクティビティを展開されている「WATER CRAB」さんと
静岡県三島市を中心に富士山の湧水調査など環境保全活動に取り組んでいる「NPO法人グラウンドワーク三島」さんにご協力いただきました!
プログラムの内容は、
1.カヌーで目的のポイントまで漕ぎ採水する。
2.湖畔にて市販の水質調査キットを使い水を調べてみる
というものです。(採水にあたり、関係行政機関へ承諾をいただいております)
まず始めに、目的のポイントと記録の説明。
みなさん真剣です。
つづいて、WATER CRABの岩下さんによるカヌーの漕ぎかたレクチャーです。
レクチャー終了後、目的ポイントへ向けカヌー発進!
小雨が降る寒い気温でしたが、体を動かしてみなさん元気!
いい笑顔でした♪
湖畔に戻ってきて、暖かい室内で分析スタートです。
まずはじめに、グラウンドワーク三島のインストラクター熊井さんに分析方法などの説明。
そして、いよいよ分析開始。
キットは小学校の理科の実験で使うようなPHや全硬度を測る簡易的なものを使用しました。
気分は大人も小学生!?(笑
分析もワイワイしながら行いました。
そして、分析の結果、山中湖の水は比較的きれいということがわかりました(^^
※今回の分析はあくまで山中湖の環境について知ってもらう体験プログラムとしての一つの手法であり、外部へ発信するような本格的な環境調査ではありません。調査結果の詳細は控えさせていただきますので、ご了承ください※
また、山中湖の水は、桂川⇒相模川⇒相模湾へと続き海に繋がります。山梨県民だけでなく、神奈川県民の生活水の源となっている場所でもあります。 その水環境を、体験と調べ学習を通して、多くの人たちに知っていただくことはとても必要なことだと感じています。
今後もこのようなプログラムを通して、富士山の環境保全に関する啓発に取り組んでいきたいと思います。
また、次回「カヌー調査隊」開催の際は、たくさんのご参加お待ちしています(^^
「富士山の森林生態系を考える」スタディツアーを実施しました!
立春近い季節といえど、まだまだ厳しい寒さがつづきますね。
さて、先週末は、富士吉田みんなの貯金箱財団さんが主催する「富士山の森林生態系を考える」スタディツアーが行われました!
当財団は当ツアーのプログラム企画立案から当日のコーディネートを担当させていただきました。
スタディツアーとして、参加者のみなさまに深めてもらうテーマは何か・・・?
と考えた結果、「シカの食害」をテーマとして注目しました。
現在、全国各地でシカの生息数の増大が深刻な問題になっています。
その問題は富士山でも起こっており、取り組むべき課題となっています。
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なぜ、増えすぎたシカが問題になっているか?
それは、シカによる食害や樹皮剥ぎです。
シカは1000種類以上の植物を食べられるといわれていて、これまでエサとして食べていた植物がなくなると、
他の植物を食べていきます。また、新芽や樹皮も食べることができます。
つまり、頭数が増えすぎてエサがなくなり始めると、森の下草となる植物や新芽、樹皮などを食べつくしてしまい、森林生態系に深刻な影響を及ぼしています。
その数は、現在県内全域で推定約38000頭(中間値)生息していると調査されており、
H23年度の山梨県内の林業被害金額では、なんと1億7800万円にもなっています。
こうした、問題をより多くの人に知ってもらおうと思い、今回のスタディツアーのテーマとして提案させていただきました。
問題同じく知るにも、やはり五感をフルに楽しんで知っていただきたい!
と思い、以下のようなプログラムを実施しました。
●実際に野生のシカが生息している現場を見るトレッキング
●ランチは鹿肉のカレー
●鹿肉の燻製肉づくり体験
●シカの食害問題について考えるフりーディスカッション
トレッキングルートは、「船津口登山道」の一合目~二合目です。
この周辺にもシカは多く生息しています。
ラッキーなことにツアー当日の二日前には新雪が降ってくれたので、ふかふかの雪道を歩くことができました。
つい、数日前にシカが食べた跡や角研ぎをした跡を見ながら、シカとの遭遇にわくわくしていただきました。
今回のゴールとなる二合目では、シカの侵入を防止する対策を、見ていただき、
また、森を造ることの大切さや難しさを知っていただきました。
なんとか、天気も持ちこたえてくれて、富士山も望むことができました!
みんなで笑顔の記念写真。
やはり、富士山を間近で見たときのみなさんの笑顔はとっても素敵です(^^)
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下山後は、もちろん腹ペコの状態(笑)
シカカレーを美味しくいただきました。
体も温まったあとは、燻製肉づくりの紹介です。
今回は、時間の都合で実演するのみになりました。
燻製が出来上がるまでの時間がまたいとおしいですね(笑
出来上がるまでに、フリーディスカッションを行いました。
フリーディスカッションの冒頭では、現場では伝えきれなかった現状をお話させていただいたのですが、
みなさん、とても真剣な表情で聞いていました。
その後のグループワーク、発表でも活発な意見交換がされて、様々な提案がされました。
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すべてのプログラムで非常に楽しんで、そして問題を理解していただけたようで、実施してとてもよかったと感じました。
今回のスタディツアーを通して、参加者のみなさんに何かしらの「気づき」や「発見」に繋がっていただければと思います。
自然環境の問題は、どの問題もとてもデリケートです。
それは、自然生態系の問題だけではなく、そこに人々の生活や利害も関係してくるからです。
しかし、だからこそ野生動物・森林・そして・地域に暮らす人々が、恩恵を享受しあえる仕組みを考えていく必要があると思います。
まずは、問題を理解してもらうことから、行動は始まります。
富士山の自然環境をしってもらう切り口として、今後も様々なプログラムを展開していきたいと思います。
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※今回ツアーの中で提供した鹿カレーと試食していただいた鹿の燻製肉は、
食品衛生法及び山梨県「シカ肉の衛生及び品質の確保に関するガイドライン」に基づいて調理したものです。
※写真一部提供:山梨県富士山レンジャー