第9回クリーンフットパスを実施しました!
去る12月17日(土)、今年最後の財団イベントとなる第9回クリーンフットパスを実施しました。
今回は「十日市場湧水群コース」と称し、収穫を迎えた水掛け菜の圃場や神社・仏閣などを廻りました。
長慶寺の駐車場に集合し、初めのポイントは長慶寺近くの水源に向かいます。
水源では、古富士泥土と新富士溶岩の間から富士山の伏流水が滝のように流れ落ちます。
清流でしか生息しない梅花藻も水源から流れる用水に沢山繁茂しておりました。
「おいしがね」と呼ばれる大きな石が、田園地帯に突如現れました。
十日市場地域では富士山麓において有数の水掛け菜の栽培地となっております。
都留市が作成したのぼりが目を引きます。収穫が始まり年末需要にこたえます。
都留文科大学が保全管理しているフィールドです。すぐ脇に水源があり、きれいな水をたたえています。
永寿院のすぐ隣にある柴崎養魚所に立ち寄りました。11月12日に開催した新米試食会にて食した「湧水サーモン」を栽培しています。
湧水の恵みを活用した地域ですが、最近は水源の汚染が大きな問題になっているそうです。
住民の生活と湧水地の環境保全の適切なバランスについて、今まさに課題が突き付けられています。
財団主催のフットパスイベントは来年4月に再開予定です。
また皆様のご参加お待ちしております!
エコプロ2016視察研修会を実施しました!
第8回クリーンフットパスを開催しました!
去る11月23日(水・祝)、第8回目となるクリーンフットパスを、河口浅間神社から母の白滝を廻るコースで実施しました!
神社の駐車場に集合して、開会式を開催。
今回は傾斜を登りますのでしっかり準備運動を行いました。
まずは河口浅間神社から散策。河口浅間神社の創建は865年と伝えられ、郡内では最も古い浅間神社と言われています。
富士山の登拝も、もとはこの辺りを通ったルートが古く、神社の前には御師街も栄えました。100軒を連ねた御師街も今は僅か遺構を残すのみとなっています。
神社境内を通ったのち、裏手の母の白滝まで歩きます。途中きつい傾斜がありましたが、20分ほどで滝まで辿り着きました。
水量は若干少な目、ということでしたが、15mの高さから落ちる滝。とてもダイナミックでした。
滝付近で休憩した後、下山します。
帰りは車道を歩きます。駐車場の前には河口湖と富士山の景観が見晴らせます。
無事到着。途中雨パラつき、心配しましたが、行程をすべて歩くことが出来ました。
次回12月が今年度最後のフットパスとなります。
またご参加お待ちしております。
新米試食会を開催しました!
11月12日(土)、粟井英朗環境財団事務所にて「新米試食会」を開催しました!
当財団では、富士山の水資源保全の活動の一環として、富士山麓の田畑の保全啓発活動を行っています。
具体的には、稲作体験会、畑作体験会を行っています。
稲作体験会では今年、地元のブランド米「ミルキークイーン」の田植と稲刈体験会を行いました。
今回の新米試食会では、稲刈体験会時に参加者の手によって手刈、天日干しを行った米のと他の銘柄合わせて4銘柄の食べ比べを行い、味の違いがどのようなものか体感していただきました。
食べ比べの前に4銘柄の特性について説明をしました。
ミルキークイン2産地、武川米48号、あきたこまちを食していただきます。
4種類のお米を各自とって、回答用紙に記入します。
今回、47名中、4銘柄正解者は1名、2銘柄正解者は16名でした。
なかなか難しかったようです。
食べ比べが終わった後は、地元食材を使ったバーベキューを行いました。
シカ肉、富士湧水サーモン、忍野産卵、山中湖ハムのベーコン、などを新米と一緒に味わっていただきました。
今シーズンの農作業体験会はこれで終了です。来シーズンも企画しますので、またご参加ください!
サツマイモ掘り体験会を開催しました!
去る11月5日(土)、財団事務所近くの畑にて、サツマイモ掘り体験会を開催しました!
天候にも恵まれ、家族連れを中心にお集まりいただきました。
開会式の後、早速畑へ。富士山がくっきりと見えました!
イモを掘って、コンテナに入れます。
大きなイモを掘った子供たちからは大きな歓声が!
体験後に集合写真を撮りました。
事務所に戻って、ランチタイムです。
今日はサツマイモのクリームシチューと、サツマイモご飯を用意しました。最後に今日掘ったサツマイモのプレゼントを渡して解散。
家族と一緒の農業体験、楽しかったことでしょう。
財団では、今後も「地下水を育む農林業を応援する」をコンセプトに、様々な体験プログラムを企画してまいります!
第7回クリーンフットパスを開催しました!
10月29日(土)、第7回クリーンフットパスを実施しました!
今回は「鐘山の滝コース」ということで、ふじさんミュージアム周辺と、忍野に抜ける東海自然遊歩道を散策しました。
鐘山の滝は、昔信玄公の時代、砲火台に設置してあった鐘が勢い余って滝に落ちたことからその名が付いたそうです。
桂川上流では唯一の滝ということです。
ふじさんミュージアムの脇にある筆塚にも立ち寄りました。使い終えた筆を納める場所です。
ふじさんミュージアムの敷地内には、歴史的建造物が移築・建築されています。
旧宮下家、旧武藤家を進み、紅葉の鎌倉街道を通った後、小佐野家(復元)を見学しました。国指定の文化財であり、世界遺産の構成資産にもなっている御師の家です。格調高い構造物でした。
また、そのほど近くにある温泉スタンドは、市が管理しており、無料で使うことが出来るそうです。
その後、東海自然遊歩道を通り、忍野に抜けました。国道を集合場所まで戻り解散。
今回は少し短いコースでしたが、ゴミもそれなりに収集することが出来、天候にも恵まれ、良いイベントとなりました!
今年はあと2回、開催予定です。ご参加ください。
富士山美化活動を開催しました!
稲刈体験会を実施しました!
去る10月8日(土)、あいにくの雨ではありましたが、稲刈体験会を開催しました!
それでも沢山の方にお集まりいただき、作業もスムーズに進めることが出来ました。
まずは開会式にて、日頃田んぼを管理してくださっている堀内治さんより、稲の刈り方・束ね方・干し方について講義をしていただきました。
そして、いざ田んぼへ!
田んぼには急遽、雨対策のテントを張り、稲を束ねる人はテントを使っていただきました。
雨は降ったり止んだりといった様子でしたが、土砂降りということはなかったので助かりました。
子供達も積極的に作業を行い、70名で2畝分を約1時間で刈りきることが出来ました!
作業の後は、お待ちかねの昼食です。
ミルキークイーンの玄米おにぎりと、具だくさんの豚汁。
今回は寒かったせいか、豚汁がいつも以上に人気でした!
今回天日干ししたミルキークイーンは、脱穀、籾摺り後、1㎏ずつ参加者にお配りいたします!
ミルキークイーンの新米試食会を11月12日(土)に開催予定です。
どうぞお気軽にご参加ください!
第6回クリーンフットパスを開催しました!
去る9月17日(土)、クリーンフットパス「下の水コース」を開催しました!
集合場所は富士北麓浄化センターに隣接するバードターゲットゴルフのグラウンドです。
今回は新規参加者、リピーターの方併せて17名の方にご参加いただいました!
今回散策したエリアは、宮川と桂川の合流地点となり、昔から豊富な水を活用した産業が発展した場所です。
ニジマスを養殖している養鱒場も3か所あるほか、かつて地域電力を水力発電していた宮川電燈株式会社、東京電力の都留・鹿留発電所に水を送るための明見取水口もあります。
富士見バイパス沿いにある内大神社内には、貞観の噴火にて溶岩に埋まったものの、地下水のお陰で焼けずに残ったカツラの木が展示されています。
宮川と桂川の合流ポイント手前、宮川沿いに「やまめの歌」の碑が設置されています。
結核にかかり病床に伏していた正岡子規に、当時明見に住んでいた一五坊という方が、やまめを三匹贈りました。
そのことを長歌にして子規が「病床六尺」掲載したのが「やまめの歌」です。
「なまよみの かひのやまめは ぬばたまの 夜ぶりのあみに 三つ入りぬ その三つみなを わにおくりこし」
と書かれ、字は著名な土屋文明氏、石は東北産鍋石という最高のもの。
昭和49年に当時大明見在住の柏木白雨氏が記念碑を、わざわざ川沿いの景色の良い土地を購入し設立しました。
40年以上たっても石碑は当時のまま、現代に生きる人々に物語を繋いでいきます。
やまめの碑の前での小休憩の後は、宮川電燈跡、東電明見取水所を廻り、ゴール。
思った以上にゴミも落ちていましたので、それぞれゴミ袋いっぱいに拾いました。
次回フットパスは10月29日(土)を予定しております。
ぜひご参加お待ちしております!
第5回クリーンフットパスを開催しました!
去る8月27日(土)、第5回クリーンフットパスを開催しました!
今回は地域にお住いの方を中心に沢山の方に参加いただきました。
まずは、赤坂の道標から。
ここは鎌倉道の重要な分岐点で、都留方面、富士吉田吉田市街方面に繋がっています。
続いて新倉掘抜。溶岩に覆われた土地は降った雨が地下に浸みこんでしまうので、生活水として活用することが出来ませんでした。そこで、河口湖の水を活用しようと掘られた用水路が「新倉掘抜」です。日本で一番長い手掘りのトンネルです。
新倉掘抜が出来てまもなく、別の用水路が完成したため、新倉掘抜は使われることはなくなりました。
また水力発電のために東京電力が2本、河口湖から水を引いている「東電用水路」も地域に出来ました。
金比羅神社の脇には、地域が水利権を獲得した記念碑が建っています。
魚吉会館の前の通りが「お茶付道」と言われ、江戸時代お茶壺道中が通った道です。
市内を通ると、茶壺にひれ伏さなければならないため、あえて山際の道を通るようにしたということです。
水公園には、新旧の浄水場があります。古いものは、河口湖の水を引いて砂で濾過した浄化施設、新しいものは、地下から水を汲み上げ現在地域に地下水を配水している施設です。
近所に住む方からも、今回訪れた場所を初めて知った、という声があり、地域の歴史の再発見をしていただけたようです。
月に1回のペースで「クリーンフットパス」を今後も実施してまいります。