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富士山自然観察会を実施しました!
去る5月2日、富士山生物多様性研究室の渡邊通人代表を講師に迎え、富士山自然観察会を実施しました。
財団事務所に集合後、タクシーに乗車し滝沢林道に向かいます。
今回観察をする場所は、当財団が2014年から2017年にかけて4回にわたり植林をした元整備森林で、講師をお願いした渡邊先生にはこれまで、当該森林における蝶や植物の調査を委託してまいりましたので、その調査結果を踏まえての観察会となりました。
滝沢林道から更に細い林道を約2㎞歩き、元整備森林に向かいます。今回も入山届、入山鑑札の手続きを済ませ、入山に関しての遵守事項を守り入山いたしました。
途中で渡邊先生より植生や動物の行動についてなど説明をしていただきながら進みます。
1時間弱歩き、元整備森林に到着。当時植樹をした樹種は、クリ、ミズナラ、ケヤキ、ブナ、カツラ、ヤマモミジ、カラマツの7種類です。標高約1,100mの森ですので、まだ葉が芽吹いていない樹がほとんどでしたが、蝶は4月には飛翔を始め、今回観察を予定していたヒメシロチョウとヤマキチョウは既に1回目の飛翔ピークを終えたようだと、温暖化の影響もあるのか、既に行っている調査結果から教えていただきました。
4区画にわたって植林をした元整備森林を標高の高い方から低い方へと歩きながら、生えている植物や昆虫の説明をしてくださりました。
当日は風も強く、また渡邊先生より1回目の飛翔ピークが終わってしまったとのことでしたので、実物の観察をあきらめかけていた第4区画にてヒメシロチョウとヤマキチョウ、スジグロシロチョウを発見。渡邊先生が捕獲してくださり、間近に観察することができました。また当日参加してくださった小学生も、先生の指導のもと蝶を追いかけ捕獲。その軽快なフットワークに参加者は皆、感心しきりでした。
最後に講師の渡邊先生より「今回の元整備森林からほどない距離にある「梨ケ原草原」は、沢山の草原性の蝶が生息する貴重な自然環境であるが、森林整備をすることで作り出される草原環境も、草原性の蝶の生息地として、梨ケ原草原と補完関係にある大変に意義のある環境である」というお話をいただきました。水資源保全を目的として整備をした森林も、動植物の生息地として意義のある役割があることを教えていただき、森林の多面的な機能を改めて実感し体感できた会となりました。
今回は約3時間、計5㎞を歩き、様々な自然環境と動植物を観察できた会となりました。
今回ご参加いただいた14名の方は、富士吉田市、忍野村、山中湖村、富士河口湖町と、皆地元にお住まいの方でしたので、これからも身近な富士山麓の自然を、継続して観察をする契機となれば幸いです。
粟井財団では、こうした観察会を今後も開催し、富士山麓の豊かな自然環境の保全啓発を進めてまいります。
富士山美化活動を実施しました!
田植え前の恒例行事となった「富士山美化活動」を、4月18日(土)に富士吉田市内の城山東農振地区にて実施しました。
城山東農振地区は、富士北麓地域においてまとまった農地が確保されている貴重な緑地帯です。
粟井財団では、当該地区で生産されたお米を各種イベントの景品として配布し、参加者の皆様からも大変に喜ばれているところです。
当日は27名の参加者が参集し、開会式の後、3班に分かれ2~3㎞の距離を1時間程度かけゴミを回収していただきました。
集合場所に戻りゴミを分別。可燃物300ℓ、不燃物60ℓと、過去5年間の中で最も少ない結果となりました。財団が実施するその他の場所においても、ゴミは年々減少傾向にあります。
閉会式では、初めて清掃活動に参加された方にトングを贈呈し、併せて自宅や勤務先周辺のゴミ拾いのお願いをいたしました。
初めて参加された方からの感想として「同じ種類のゴミが捨てられていたのが気になった」「皆で一緒にゴミ拾いをして楽しかった。共同作業の良さを実感した」とのコメントをいただきました。
また、今回小学生の参加者2名には、これから植物や自然に関心を持ち、緑地保全の担い手として期待を込め「草花図鑑」を贈呈いたしました。
参加景品のお米1㎏をお渡しして解散。地域の美味しいお米を味わっていただき、農地の保全とその環境美化により関心をもっていただければ幸いです。
シイタケ植菌体験会を実施しました!
去る3月21日、富士吉田市内の山梨県立ひばりが丘高校の敷地をお借りして今年も恒例の「シイタケ植菌体験会」を実施しました。
今回で5回目のご協力をいただく富士北麓森林組合様の指導のもと、約250名の参加者にお一人1本ずつ植菌体験をしていただきました。
ドリルで穴を開けたナラの原木にシイタケの種菌を打ち込むのですが、雑菌が入らないよう打ち込む直前に穴を開けます。4人がかりで作業をしていただきました。
45㎝の長さの原木に穴が20カ所ほど作られ、そこに参加者が木づちで種菌のコマを打ち込みます。
体験会場は家族連れや友人と共になど、富士北麓在住の方を中心に賑わいました。それぞれの方に森林組合の方が丁寧な指導と、管理方法も合わせて説明してくださいました。更には打ち込んだコマ菌の上に雑菌増殖防止のために蝋を塗っていただきました。
これまでに参加した方からのお声を聞きますと、シイタケの収穫は早くてその年の秋、概ねの方は2年後の春とのことです。
原木から成る、美味しいシイタケが収穫できることを期待しております。