
2024年度公募助成事業 高評価団体の決定について
2025.4.30
2024年度公募助成対象団体より提出された活動報告書をもとに、財団関係者により選出された6団体と、高評価の講評についてご紹介いたします。
◆助産院フジサンバ
・当該団体は常に高評価であるが、特に今回の助成による機器の購入は事業効果を高めた。「産みたくなる」リピート出産があったことは特筆すべきである。地域の出生数を維持する上での貴重な取組みである。
・少子化は極めて重要な社会課題。多様なニーズに応えたお産の場の確保や、産前産後のきめ細やかで心のこもった対応、後進育成が評価される。
◆FJアスリートクラブ
・練習は年間を通して週2日持続している。活動も記録を含め成果をあげており、指導者も研修会等に参加して前向きな運営をしている。
・競技実績が出ており今後の運営にも期待したい。
◆ふじ山麓児童合唱団
・日頃からの定期的な練習と各種大会等への参加により、音楽文化の向上に努力をしている。
・子どもたちが気負わずに文化に触れることのできる機会を創出している。今後も純粋な歌声を絶やさぬよう披露の場を一つでも多く設けて安定継続していって欲しい。
◆クローバーの会
・情報交流や学習の場を設け、子どもやその家族が孤立しないよう活動されている。まずは「知る」ということに着眼し、口唇口蓋裂を知らない方にリーフレットを手にしていただき理解を促す取り組みを評価。
・多くの関係者による協力体制が確立され、団体活動も熱心で活発。作成されたリーフレットも丁寧で分かりやすい内容に仕上がっている。
◆「癒しの森で親しむクラシック音楽と森の時間」実行委員会
・一流演奏家を招いての森林空間の利用による「朝もや音楽会」は好評。小学生との交流もあり音楽に対する関心の高揚に努めている。
・地元住民と研究者が協同し、最高峰の音楽の力を借りて富士山麓の森の癒し機能を周知し体感させる試みが評価できる。今後の展開にも期待。
◆富士山はちみつ合同会社
・経済や自然環境の変化で消失した養蜂。この再生は自然相手であり並大抵の努力ではうまく行かないが、貴重な富士山食文化の再生である。御師文化の再生を率先して取組む姿勢が高評価に値する。
・目の付け所が素晴らしい。富士山麓において希少価値の高いはちみつを製造販売し、売上を生み出すことに挑戦していることが高評価。